骨粗鬆症 |
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ビタミン|栄養素 > 症状、悩み一覧_栄養素 > 骨粗鬆症 効果的な栄養、ビタミンビタミンDビタミンDは、まず食べ物から消化されたカルシウムを腸で吸収して、次に血液によって骨まで運びます。そしてカルシウムを、骨に沈着させる働きがあります。 ビタミンDは、この一連の代謝をスムーズに行うときに、なくてはならない栄養素です。わかりやすくいうと、カルシウムの運搬から組立てまでを、任されているのです。 ただビタミンDは、カルシウムを骨に沈着させる働きと同時に、体内のカルシウム濃度を一定に保つ働きもあり、場合によっては骨のカルシウムを、溶かすこともあります。 <関連ページ> ビタミンK骨は、コラーゲン(骨の下地)にカルシウム、マグネシウム、リンが沈着することで、丈夫な骨に成長します。 ビタミンKは、骨組みであるコラーゲンとカルシウムを結びつけると同時に、カルシウムが溶け出すのを防いでいます。 ビタミンDと違い、骨からカルシウムを溶かすことはないので、骨粗鬆症の治療でもよく使われています。 <関連ページ> カルシウム、マグネシウム、リンこの3つのミネラルが骨の主成分で、中でもカルシウムの割合が一番多くなっています。ただし、カルシウムだけでなく、マグネシウムやリンもないと、丈夫な骨にはなりません。 また、ビタミンDを多く含む食品と一緒に摂ると、骨粗鬆症には効果的です。 なお、血液中のリンが多くなりすぎると、骨からカルシウムが溶け出して、骨が弱くなります。 骨粗鬆症の基礎知識骨粗鬆症とは、骨に含まれるミネラルが減少して、骨の中がスカスカになりもろくなった状態です。誰でも加齢による、ミネラル(特にカルシウム)の減少は、ある程度避けることはできません。 しかし、これが限度を超えると、ちょっと転んだりつまずいたりしただけで、簡単に骨折するようになります。このため、高齢になるほどビタミンDやビタミンKを、十分摂ることが必要になります。 骨粗鬆症は、男性にもみられますが、女性の方が圧倒的に多くなっています。特に、閉経後で高齢になるほど多く、症状も重くなります。 女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンが、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあります。(ビタミンKと同じ働き) しかし、閉経後はエストロゲンの分泌が減少して、その結果カルシウムが溶け出しやすくなり、骨がもろくなると考えられています。 骨粗鬆症の骨折では、大腿骨頸部(太ももの付け根)や手首の骨折、背骨が折れる脊椎圧迫骨折などの、大ケガも多くなっています。 最近では、若い女性でも、運動不足や無理なダイエットによるビタミン、ミネラルの不足によって、骨粗鬆症になるケースも増えています。 ちなみに、適度な運動で骨を刺激すると、弱い部分が自然に強化されて、なかなか骨折しない、丈夫な骨になることが実験で証明されています。
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