ビタミン|栄養素 > ビタミン様作用物質とは
ビタミン様作用物質
ビタミン様作用物質とは、読んで字のごとくビタミンと同じような働きをする栄養素で、いろいろな種類があります。
中には、コエンザイムQ10(ビタミンQ10)のように、テレビCMやネット上で、広く知られている栄養素もあります。
ビタミン様作用物質が、正式のビタミンと区別されているわけは、ビタミンとして認められる、次の3つの条件にあてはまらないからです。
1)人間の体内で合成できない
たとえ合成されても量がわずかなので、不足した分は食べ物や、
サプリメントから摂る必要がある。
2)必要量は微量でも、健康維持には重要(微量栄養素)
3)不足すると欠乏症が起こる(例:葉酸の不足→貧血)
<関連ページ>
・ビタミンの特徴 ・ビタミンの働き・作用
ただし、ビタミン様作用物質は、まだまだ研究段階の栄養素で、今後の研究によっては、今まで知られていなかった働きや作用が、発見される可能性もあります。
ビタミン様作用物質は、健康の維持や体調不良の時に、利用されているだけでなく、最近は、治療薬として医療現場で実際に、使われるケースも多くなっています。
種類
ここでは、代表的なビタミン様作用物質を取り上げています。
下記以外にも、いろいろなビタミン様作用物質がありますが、今のところ健康に大きく影響する栄養素とは、考えられていません。
◇ビタミンP
ビタミンPとは、レモンから抽出された栄養素で、フラボノイドという物質がいくつか結合したものです。別名「フラボノイド化合物」とも...
◇ビタミンQ
ビタミンQは、「コエンザイムQ」とか「ユビキノン」と呼ばれる栄養素で、一度は聞いたことが...
◇ビタミンU
ビタミンUは、キャベツから発見された栄養素で、別名「キャベジン」とも呼ばれています。キャベジンと聞くと、胃腸薬を...
◇コリン
コリンは、体内でアミノ酸から作られる栄養素で、たんぱく質が多い食べ物を摂っていれば、...
◇イノシトール
イノシトールは、筋肉や神経細胞に多く存在している栄養素で、体内でも合成されます。肉や魚などの食品に多く含まれ...
◇ルチン
ルチンは、フラボノイド化合物の仲間で、ビタミンPの一種です。ビタミンPは、かんきつ系の果物に多く含まれ
...
◇パラアミノ安息香酸
パラアミノ安息香酸は、ビタミンB群の1つである葉酸が合成されるときに、必要な...
◇ビタミンB13、B15、Bt
ビタミンB13は、牛乳から発見された栄養素で、体内で合成されることがわかり、現在は、ビタミン様作用物質として...
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