ビタミンの働き・作用 |
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2つの働き・作用ビタミンは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンが4種類、水に溶けやすい水溶性ビタミンが9種類の、合計13種類あります。 このビタミンを、働き・作用の面からみると、大きく生理作用と薬理作用の2つが、あることが知られています。 生理作用生理作用とは一言でいうと、私達が生きていくうえで、基本的に必要な働きのことをいいます。 ちょうど、時計の部品が全て具合よく動いて、正確な時刻を刻むのと同じように、必要不可欠な働きが、ビタミンの生理作用といえます。 ビタミンの欠乏が長く続くと、様々な症状(欠乏症)がでてきて、健康な身体を維持することはできません。 少なくとも、日常生活で支障のないようにするには、最低限必要なビタミン量を、摂取する必要があります。 この生理作用を支えるには、ビタミンごとに定められている、摂取量の推定平均必要量と推奨量が参考になります。 薬理作用薬理作用とは、大量のビタミンを摂取することによって、生理作用では得られない、身体に良い作用のことをいいます。 普通の食事で、1日に必要なビタミンを摂取している場合は、生理作用しか期待できません。 しかし、サプリメントを利用して、通常の2〜20倍ほどのビタミンを摂取すると、病気の予防や回復に、役立つことが知られています。 例えば、ビタミンCやビタミンEを多量に摂取すると、体内に発生した活性酸素を除いて、老化防止やがん予防に効果があることが、確かめられています。 (活性酸素は、体内の細胞を傷つけて、老化を早めたり免疫力を低下させることがあり、ストレスや過労、喫煙などで、体内に多量に作りだされる物質です。) 薬理作用には、これ以外にも良い面がありますが、1つ注意すべき点があります。それは、大量摂取によって副作用(過剰症)がおこる、ビタミンについては、上限量を守り大量摂取は控えるべきということです。 現在、公的機関で1日の上限量が定められているのは、ビタミンA、D、E、B6、ナイアシン、葉酸の6つです。 この中で、はっきり過剰症が認められるのは、ビタミンA、D、B6で、この3つに関しては、必ず上限量を守りましょう。 ◇ビタミンの基礎知識 コンテンツ一覧 |
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