糖質の消化と代謝 |
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ビタミン|栄養素 > 栄養素の基礎知識一覧 > 糖質の消化と代謝 消化、吸収について糖質はその大きさから、単糖類、二糖類、多糖類の3つがあります。くだものやご飯、砂糖などに含まれるこれらの糖質は、胃から小腸までの間に消化され、小腸で吸収されます。 3種類の糖質の内、単糖類はそのまま小腸で吸収され、二糖類や多糖類は単糖類に、小さく分解されてから吸収されます。 小腸で吸収された単糖類(糖質)は、まず肝臓に運ばれ、それ以降は次のようになります。 1) 2) 3) グリコーゲンはエネルギー源の予備として、一時的に貯えられますが、その貯蔵量にも上限があります。 このため、この量を超える糖質を食べ物から摂ると、脂肪に変えられる仕組みになっています。 脂肪はエネルギー源として、長期的に保存できるメリットがありますが、摂りすぎると肥満やメタボになるので注意しましょう。 代謝について糖質は全身のエネルギー源として、一番効率の良い栄養素です。 糖質以外にも脂質やたんぱく質の一部も、エネルギー源として利用されることもありますが、糖質のようにすぐにエネルギー源としては利用できません。 自動車で例えると、燃料タンク内のガソリンが糖質にあたります。タンク内のガソリンが無くなってしまうと、自動車は全く動かなくなってしまいます。 常にタンク内のガソリンの量をチェックして、ガス欠にならないように注意するわけです。そして、効率よくエンジンを動かすのが、ビタミンの役割です。 つまり、人間の体は毎日規則正しく食べ物から、エネルギー源である糖質を補給する必要があるわけです。もちろん、ビタミンやミネラルも同じことがいえます。 特に脳や赤血球のエネルギー源は、糖質(ブドウ糖)しかないため、不足すると必ず欠乏症が起こってきます。 また、糖質(ブドウ糖)を体の組織に取り込むためには、インスリンというホルモンが必要です。 もしインスリンが不足すると、糖質(ブドウ糖)が上手く組織に取り込まれないので、血液中のブドウ糖の濃度が高くなる(血糖値の上昇)ため、糖尿病の原因になります。 ◇栄養素の基礎知識 コンテンツ一覧 |
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