メリロートのダイエット |
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ダイエットの効果「メリロートを飲むと、手足がスリムになってダイエットできる」 メリロートはハーブの仲間で、これに含まれる「クマリン」という成分は、血行を良くして、むくみを解消することが知られています。 ただ注意したいのは、メリロートは、肥満の原因である脂肪や、コレステロールを減らす効果はなく、直接ダイエットに結びつかないということです。 「ちょっとガッカリしましたか?」 しかし、メリロートで体のむくみを解消することは、ダイエットにはとても大切なポイントになります。これによって、無理な食事制限やつらいエクササイズをしなくても、ダイエットしたのと同じ効果が実感できるのです。 むくみの解消=ダイエットといわれても、ちょっと意味があいまいですから、具体的にどんなことなのか、みてみましょう。 むくみ解消でダイエット?メリロートに含まれるクマリンは、静脈の血圧を下げて、リンパ液の流れを良くする効果があり、セルライトができるのを防ぎます。これが、間接的にダイエットにつながるのです。 静脈の血圧を下げる人間の血管は大きく分けて、動脈と静脈に分かれています。動脈は心臓から体の全ての組織に、酸素や栄養素を運ぶ血液で、心臓によって力強く送り出されるので、血液はスムーズに流れます。 一方、静脈は体の組織から心臓に戻ってくる血液で、二酸化炭素や老廃物を運んでいます。 静脈は心臓のようなポンプがないので、血液がスムーズに流れないことが、よく起こります。 静脈が血行不良になると、静脈の血圧が上がり、静脈の水分が血管の外に染み出てきます。特に、長時間、同じ姿勢や立ちっぱなしの状態が続くと、下半身にたまってしまいます。これが「むくみ」です。 メリロート(クマリン)は、このような血圧の上昇を防ぐだけでなく、血液が固まるのを予防し、血行を良くします。このため、体の水ぶくれ状態(むくみ)を解消し、ダイエットと同じような効果が期待できます。 リンパの流れを良くする血管以外の体の細胞の間にある、体液のことをリンパ液といいます。このリンパ液は、体液の「ろ過装置」といえるもので、細胞でできた老廃物を、体の外へ運び出す働きがあります。 リンパ液の流れが悪くなると、静脈と同じように下半身にたまって、むくみが起こります。 また、むくみが起こるだけでなく、リンパ液で排出できなかった老廃物が、脂肪細胞に入り込んで、セルライトになることが確かめられています。 このセルライトは、ダイエットの大敵で、一度体内にセルライトができてしまうと、なかなか減らすことができません。 メリロートは、リンパ液の流れも良くするので、むくみとセルライトの両方を防ぐ効果があります。 効果的なダイエットというのは、食事を減らし適度な運動をするのが、一番良いのです。一口でいうと、体に入ってくるカロリーよりも、外に出ていくカロリーを多くすれば、必ずダイエットできます。 しかし、セルライトは食事制限や運動をしても、減らすことがなかなか難しいことが、確かめられています。つまり、体内にできないようにするのが、一番大切なのです。 このように、メリロートは静脈とリンパ液の流れを良くして、むくみを無くし、また、セルライトができない体質を作るので、ダイエットに有効だといえるのです。 メリロートは、薬のように即効性はありませんが、体に負担のない方法で、ダイエットを考えている人には、向いている栄養素といえるでしょう。 ◇メリロート コンテンツ一覧 |
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